甘えない3D表現

現在、ボディと顔のモデリング、及び顔の制御システムを調整中。経過はまぁ、順調かな?ただ、若干方針変更というか、迷ってるところは有るけれど。最初から作りたい物を作るか、或いは既存の何かに乗っかるか。いずれにせよ、ただ、汎用のボディをある程度仕上げるまでは、猶予が有る、か。

しかし、こんなに真剣に人の体を作ったのは久々かな。仕事ではデフォルメが多かったからなー。リアル系は得意な人が作ってくれてたしなー。とはいっても、今作ってるのはリアル系ともちょっと違う。もっと、イラストなどで誇張されたフェチシズムを盛り込んだり、また構造も、3次元の理よりも2次元的な慣れ親しんだ絵を量産するためのセットアップという感じか。俺は、飽くまで3Dソフトは、作りたい絵を効率よく作るための、或いは生産性を上げるためのツールという考えだ。だから、3Dだと陥りやすいディティールの低下に甘えたくはない。
最近は和製のトゥーンとか3Dの動画がよく見られるけど、どっか甘えが有るというか。ああいうのの出たてって違和感が有ったでしょ。ヌルヌルした動き、風船みたいな頭、緊張感の無い握り手。3Dでそういうのを払拭できない訳じゃないが、制作過程でそういった状態は必ず経由する。よく言えば与えられたスケジュール、生産効率上での落としどころだったとも言え、悪く言えば・・・悪く言わないでおこう^^;。作ってる側はいつも大変ですしね。
最近のは、ある程度良くなってきてるとは思う・・・だが、そういいうのを払拭するんじゃなく、見慣れさせて違和感が無くなっていく方へ走ってる面も有るだろう。3Dのキャラアニメーションはこういうものだからって。現に若い世代ってそういうのに違和感感じなくなってきてるとは思うし。最初からそれを見て育ってったら尚更だ。
しかし単品の映像として見たとき、昔ながらの手書きアニメが持つ、緩急の有る小気味よい動きや、3次元的な理屈は通ってなくても外連味あふれる顔立ち、実際そっちのが俺は好きだ。手が器用ならそりゃ描きたいさ。でも無理だ。或いは、3Dでそれに限りなく近いものが手で描くより数段効率よく作れるなら、それを追求したい。それが俺の持ってる武器で出来る事だから。
あなたの心には、何が残りましたか?
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2件のフィードバック

  1. とおりすがり より:

    サイズミックさんの作品には只ならぬものを感じます。いやホントにマジで
    影ながら応援しています。
    ただのエロい人なので作品を買う以外の協力は出来ませんがw

  2. μ爛々 より:

    こんな懐かしい記事に、レスどもどもです。
    個人的趣味色が濃い作品たちですが、勿論結果が出るのは嬉しいものです。
    買って応援、ありがたやーであります!

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