After 『あままみ』

■ 振り返る

生後1日のまみさん

マミさんのモデルを作り始めたのは2月23日。当初、ちょっとした息抜きに作ったマミさんでしたが、方々でウケが良かったので、作品に仕上げてみようと思ったのが切っ掛けでした。そして、作る上で、今一度、買い手の視点でどういう作品が喜ばれるかと考えました。

個人的には、感情表現・・・表情とか細かい仕草を付けるのが好きなので、ぼ~っとコンテを書くと、どうしても導入パートというかドラマシーンの尺が長くなってしまう。単なるムービー作りたい病ですね。しかし、アダルト向け作品ですから。お客さんはエロシーンの物量で見定める人も多い。ここは抜きゲーとして、ツールとして、質実剛健に、シンプルに洗練させて行こうと。

 

■ システム

今回は前作までの様に、明確な男優キャラを配さず、一人称視点(カメラではなく、プレイヤーとして)とすることで、没入間を高める事にしました。カメラの視点も『CatsAttacks』の様な固定に戻し、一連のHシーンとして、女の子の状態が遷移していく様だけに集中出来るように配慮しました。

脱衣&ケガレ進行は、絵的なバリエーションを増やすと共に、プレイヤーによるゲーム(女の子)への介入要素を盛り込んで行こうという試みでした。単純に脱ぐ、エロくなる・・・ではつまらないな~と思ってたので、原作のキー要素であるソウルジェムで、うまく因果を持たせられたのは幸いでした。

■ SE・BGM

今回から効果音とBGMが入りました。ほんとに、一作品毎にまともなゲームに近づいて行ってるみたいでナニですね。すみませんね。

当初は効果音入れようか迷ってた位だったのですが、卯月さんに依頼して上がってきたフェラボイスが思いの外エロくて・・・ええ、作業がままならない位に・・・というのは置いといて、「こりゃ挿入、ピストン、発射音くらいは入れないと釣り合いが取れんナー(・∀・;)」と嬉しい悲鳴です。

そこで、今回『月に憑かれたピエロ』様の素材を購入させて貰ったのですが、一緒に入っていたBGMがしっとりしてて素晴らしい。悲壮感の有る曲も収録されており、魔女化ギミックに合わせてみたら、これまた効果絶大!という感じで晴れてSE・BGM入り作品となりました。

■ ボイス

今回、汚れ段階に応じてちょっとずつエロくなり、魔女になると隠語炸裂状態になるという要求に、ボイス担当の卯月さんはしっかりと応えて頂けました。直前に別件でお仕事依頼して、立て続けの急な依頼だったのですが、安定したステキボイスを提供して頂けました。ありがたやぁ

ちなみに、「男の子って、オッパイ好きなのね」というセリフは某有名同人ゲームの名台詞のパロディだったりします。はい。

■ 顔

顔モデル、実は直前に造っていたキルミンのリムちゃんとコンパチだったりします。口のモーフ(開閉や食いしばりなどの表情)が揃ってたのでね。勿論、目とか髪とかその他のパーツが全然違うのでそうは見えませんけどね。しかし、『まどか☆マギカ』のキャラデザでは、うめ先生のアイデンティティであるお饅頭顔を表現しないといけない。

しかし、この3次元の理を(良い意味で)逸脱したデザインを安易に適用してしまうと、あらゆるカメラ方向からの画に耐えられなくなる。正面は良く見えても、カメラが動くと気持ち悪いってのは、良くあるハナシさ。

また、顔の3次元的解釈以外にも、顔と体の整合性の問題も有る。着衣状態ではマシでも、全裸になるとアンバランスに見えたりして・・・フィギアとかで結構有るよね。故に、体も相応にデフォルメすべきですが、ポーズ固定で最適化出来るフィギアと違って、3DCGは動く訳です。あまりリアルからかけ離れてしまうと、エロさを損なう上に、ポーズ毎に頂点レベルで修正が発生したり、手間が増える。

そこで、今回は顔の輪郭をお饅頭化する『うめモーファー』を適用し、調整して行きました。これで、普通の アニメっぽい顔←→お饅頭顔 をキーフレームコントロール出来る訳です。カメラ方向によってお饅頭度合いを変えられるって事ですね。手動ですけど(・∀・)。

・・・なのですが、実際は終始50%の適用で十分かわいく、十分マミさんでした。此即ちベースモデルの素性の良さですね!言わせんな恥ずかしい。

■ モーション

作品として、”抜き絵”の割合を増やすのが今回のテーマ。ドラマシーン的なものはタイトル画面での立ち絵(アイドリング)に留め、その他一切省きました。

しかし今回、脳内モーション担当人がなかなか起きてきてくれなくて・・・。パイズリは体験版の手前、結構さっくり8割程の品質まで上がったのですが、それ以外はラスト1週間で造ったようなもんだったり・・・。

お着替えバリエーションも単純に換算すると、Hシーンの動画容量は今までの5倍位になっていますが、その代わりレンダリング時間も膨大に(・∀・)。

■ 魔女まみ

こんな色も有った

こんな色も有りました

魔女まみさんのデザインは、お気づきの方も多いと思いますが、まどマギOPに出てくる、エロパンクなまどかのキャミソールを取ったものです。作中でさやかちゃんがショッキングな変貌を遂げたとき、「我が家のまみさんにも、何かインパクトの有る変身を・・・」と。個人的な趣味として、ボンテージが好きです。お○んこ穴の有るパンツはも~っと好きです。

色は無駄に下品なショッキングピンクにしました(・∀・)。というのも・・・衣装のモデルが出来た後、色んな色を試してて、たまたまピンクの時に卯月さんから上がってきたボイスを合わせてみたら、タイトル画面で『ピョンピョン跳ねてオッパイ揺らしながらお強請りするまみさん』のインパクトが強烈だったので、これでイイヤと(笑。好みは別れそうですね。

当初、「マミさんの同人にするなら首チョンパしね~とな~!」って真面目に思ってました。本気で首チョンパフィニッシュボタンの実装を考えてて、危うくシャルロッテのモデルも作り始めようかってところで、「今作は労力の多くを “抜きゲー要素” につぎ込まねばっ!」と思い直しました。首がスポーン!て取れて血しぶきがピュー!な絵に、エクスタシーを感じる世界というのは少々ニッチ過ぎるので。いや、結構エログロは結構作りたいんですけどね(・∀・)。

 

■ その他の出来事

2月23日~4月24日なので、製作期間は丁度2ヶ月。その間、地震、津波、原発ポポポポーンしました。当時、東京在住では有りましたが、実家に1週間ほど避難(3/17~3/27)、その後また1週間東京で部屋の引き払い作業(3/28~4/4)、そいでまた実家に戻って参りました。その他、他プロジェクトの進行も有りましたので、実質1ヶ月半位だったろうか・・・なんかもっと長く作ってた気がする。それだけ濃ゆい2ヶ月だったのだろうなぁ・・・。

次回はプログラム編 おば。

あなたの心には、何が残りましたか?
  • いいね! (30)
  • エロいいね! (18)
  • カワいいね! (17)
  • カワバンガ! (2)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です