2015年のまとめ…お正月特大号
2015年も終わりに向けて粛々と時が過ぎておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨年末(2014年12月)はどうもメンタル的にあばばばばしてて、全然年末らしい振り返りとかも無かったんですけど…今年はちょっと振り返ろうかと。
今年何があったっけなぁと思ってまずまずブログエントリーを眺めたのですが…全然無いじゃない!死ぬしかないじゃない!基本的にブログに来る人は新作の情報を期待してのことと思って、そういった報告が無い限りは書かないようにしていたので、全然無いですね。そもそもワンシーズンくらい停止宣言してましたしね。
とはいえ1年間寝ていた訳ではない…と思うので、自分なりに今年を振り返ったりしてみようと思います…↓
■先のブログの更新停止について
まずコレですかね。8月にいったん作品製作の一時停止とブログ更新&コメントの停止を発表しましたが、それについて。製作の一時停止…に関しては自分的にどうしても3DCG作業へのモチベーションが上がらなくなってしまったから…というのが大きいです。エゴサすると方々で「ブログコメ欄に突貫した人のせい」とか「ガイジンに潰されたとか」根も葉もない話しを見かけますが関係無いです。
自分は「自分ならこれくらいの作業速度が出る…これくらいの効率でやる!やれる!」と目測し、そのポテンシャルが出せなくなったときに、多大なストレスを感じる人間なようで…。年々歳を取ってるせいもあるでしょう…持病のために常用してる薬の弊害もあるのかわかりゃしません。何にしろ、作業机に向かったときに出るパフォーマンスの低下が著しいな…と感じる日々が結構キツかったのです。元から3DCGってのは作業のは7~8割が完成しないと絵にならないんですよ。長年やって理解はしてるんですが、精神疲弊のせいか、形にならなってない段階のものを何度もチェックするうちに「あぁ俺の作る物はこの程度か…」とかネガティブな思考のスパイラルに陥ったりして…またモチベが下がったりとかね。
「そういう気持ちを改善しないと!」と思いながらも、いったいどこから手を付けていいのか、よくわからなくなっていたのが今年の春~夏頃の話。春までは新たに習得したmaxscriptなC#で作業用のツールを作りまくっていたのですが、それに当てた時間も「ホントに意味があったのかなぁ」なんて思いはじめ…そのうちCGの作業以外はいくらやってても作業を進めた気にならなくなり…。結局のところ、作品スケールの肥大に伴ってセルフマネージメントの出来なさが露呈した1年だったと思います。結局自分が『一人でやれる事』の計算には、多大に根性論が盛り込まれていたのだなぁと。
今年も映画・アニメ・ゲームなどの様々なメディアを見てきて、昔から職業がら「CGが凄い、良く出来てる、ここは手抜き」といった見方をしてしまうのですが()、最近は「なるほど、ここは切り捨ててここに力を割いたか」とか「この作品に割ける予算だと仕方ないよね…」といった、リアルな台所事情、時間=お金、人数=お金的な部分を気にして見てる自分に気がつきました。
「出来る事やろうよ、出来る範囲でやろうよ」ってなると、こじんまりしてしまうし、しかしそれで食ってるなら実直な判断を下すべき部分も場面もある。大切なのは、いつも現状・状況を俯瞰して見られる落ち着いた心構え、そして自分を含めた人間の能力を機械やなんかと勘違いせずに向き合ってやっていくことかなと。
で、コメントも含めたブログの停止に関してですが、主な理由はコメントをくださってる方々同士での争いが勃発したためです。僕へのお叱りのメッセージも、「待ってる立場でそこまで言うお前は何様なの?」「前金払ったんかお前?お?」といったフォローのコメントも、決して場を荒らそうという目的ではなく、作品や作り手のことを思っての事と解釈しています。しかし、このブログに来て誰かが誰かのコメントで気分を害するのはいやだなと。発売しても、この作品を見ていやな気分になったり、うんざりしちゃうとか…やだなぁと。いざこざの主原因は自分ですが、この現状を仲裁する判断が出来るのも自分だけ。なので、ああいった処置に至りました。最善だったかはちょっと判断出来かねますが…とりあえず、今のような雰囲気でやってけたらなと思います。
ちなみにホットなコメントを送って頂いた方からTwitterで謝罪のメッセージを頂いたりもしました。だからこの件はもう済んだんだ、いいね?
■ネットで見た『狼少女』周りで連呼されてる気になる発言に関して
ちょっと明確にしておこうと思います。
Q.データが消えた?PCが壊れた?
消えてません。夏頃にPCがブルスク連発したり、レンダリング画像を入れるためのSSDがたびたび認識されなかったりしました。これも「よしやったるで!」という気持ちの出鼻を挫いて心を折ってくる要因にはなっていましたけれども…。ちなみにSSDのデータはレンダリングした連番画像とシミュレーションのキャッシュのみで、3Dシーン等の元データは外部のNASに2重バックアップしてます。なのでガチの震災や『NASが水槽に転がり落ちた(・▽・)!』といったエクストリーム事故が起きない限りは大丈夫です。
作業PCは5年間酷使してきたこともあってかマザボがもうヤバ気なので、10月に新調しました。本当は「次こそはXeonでディアルCPUや!」と思っていたのでSkylakeのXeonを待つつもりでしたが、冷静に考えると自分が作業するマシンに要求される能力が1コアのパワーに依存するものが多かった(Pencil+のアウトライン計算、CATアニメーションのレイヤー計算)ので、Core i7-6700Kで良いかなってことで自作に踏み切りました。AfterEffectsのレンダリングも基本的には分散処理してワンマシンでやるのはflv出力だけですしね。
あ、万力で殻も割りました。4.7GHz常用で思いの他快適です。
動画編集用のSSDも新調しました。こちらも快適です。この手の製品もずいぶん安くなりましたね。
Q.ガイジンに潰された?
いえ、自分で勝手に自滅してました。確かにUstreamで魚配信してたら「そのクソ配信を早く止めてLiruを完成させろ!金は準備してある!」とコメントされたり、最初の延期時にブログにも流石に表示を承認出来ないようなコメントを頂いた事も有りますけど…そういうコメントは本当に片手に余る程度です。大概は応援してくれたりYoutubeの魚類動画で謎のコメントをしてくれたり、面白いです。
「seismicはカニを飼育しはじめたぞ」「カニの絵を描け!seismicを支援しろ!」という妙な流れが生まれてその画像が送られてきたこともありました。
彼らは元からのリルが好きが高じて『狼少女』を待っているものの、決してカニ好きだったわけでも、中の人が好きだったわけでもないだろうに…それが一つの作品(の体験版)を通じてこういった行動に移せるってのは、なかなかバイタリティが有るよなぁと関心させられます。また、ここ1年で海外DLsiteでの過去作品販売数もかなり増えています。ありがたいことです。
Q.クラウドファンディングやパトロンやればいいのに
興味はあるのですが、現状は作品形態やボリューム、作業のフローの見直しの真っ最中(5年経って未だにそれなのも情けないんですけど)なので、また「制作を暫く停滞させます」なんてことにならないとは言い切れないので、いま前金で支援して貰うシステムに乗っかるのはまずいかなと。なのでもう少し自分の制作のスタイルやペースについて、今一度見通しが立ってから検討しようと思います。こういったサービスサイト自体も結構増えてるっぽいので、信頼出来るのはどこかなってのも有りますしね。
1作品が半年以内とかで作れるようになったら、また「制作して欲しいキャラアンケート」なんかもまたやりたいし、そういうの込み込みで支援募れたら面白いかもしれませんね。版権ものだと外部支援サイト経由は難しいかなとも思いますけどね。「お金払ってでもこの人にこのキャラのエロ同人描いて欲しい!」みたいな作家さんは自分でもいっぱい居るし…そういうパッションをWinWinにしてみるのは楽しそうかなと思います。
■体調に関して
現在2ヶ月おきに病院へ行って血液検査をしつつ、フェブリク20mgとクレストール5mgを「おくちゅりおいちい…おいちいよぉ…⁽ ´ཀ`⁾」しております。尿酸値は直近の検査では4.8で、だいぶ低く安定するようになりました。でも今年の4月の発作の件(4.7の直後に油断して即発作)があるので油断しないでいこうと思います。
ただ中性脂肪が300超えてて結構ヤバイです。食事でかなり変動するものっぽいですが…夏にアクアリウムにせいを出していた頃は多重も63kgまで下がってた頃も200ちょいあったので、なかなかガクッとも下がらないものみたいですね。とはいえアクア馬鹿になって車で方々のお店を駆け回り、歩き回り、サンゴ砂をしこたま水で研いだり、海水汲みに海岸行ったり、めっちゃ海水作ったり、水替えしたり、その最中の体調のキレッキレぷりは自分でもビックリでした。やっぱり薄暗い部屋でずーっと座り作業してるだけってのが、あらゆる悪循環に直結してる気がします。あ、電動昇降デスク導入して立って作業は心がけているのですが、一日の後半は疲れの成果立ちくらみして座ってしまうんですよねぇ…トホホ。
痔とか不整脈はもう相変わらずですね。どうしようもないので頑張るしかないですね。頑張ろう。
■3Dの同人界隈の動き
あまりDL同人界隈を積極的にリサーチしていない…というか年々その傾向が強くなっている気がする僕ですが、積極的にリサーチしてなくても目に付いたのが某3DCGで作ったCG集の爆発的ヒット。どこ行っても広告見かけます。あと、プロ機能が無料版に全搭載されたことにより、いよいよ増えてきたUnity関連作品ですね。そんなこんなで今までプリレンダームービーが多かった3D同人サークル勢はここに来て…
「え?は?これ結局静止画でいいじゃね?コスパ最強?ちまちま手漬けモーションとかレンダリング待ちとか馬鹿じゃん?」
「Unityやべぇええ!Oculusやべぇ!疑似性交体験の限界に挑むゼ!俺たちがセルフプレジャーの未来を切り開くんダ!!」
「それでも僕はプリレンダを続けるよ!(続けるよ!)」
といった様々な動きが見られ…たんですかね?わくわかりません。そんな中「ガイジンのために英語字幕搭載するお( ^ω^)」とか「手ぶらでマイク操作できるようにするお!オナホプレイが捗るお( ^ω^)」とかよくわからない方向性に行った挙げ句一向に作品が完成しないサークルもあるみたいですが…。まぁなんにしろ業界に喝を入れる作品と、それに伴う動きがあるっていいね、私そういうの好きよ。
■魚類に関して
ブログ休止に前後して、ひとまず作業を止めて別の何かに没頭してみようと思いました。今までも「ちょっとサボって遊ぼう」ってのはあっても『本当はやらなくてはいけない物を置き去りにして遊んでいる』的な背徳感というか、後ろめたい気持ちの中に居たと思います。今回は「完全にCG作業を忘れて趣味だけやる、お金も使う、楽しむ、飽きるまでやる」とそんな感じで臨みました。よしコレをやるぞ…って決めて挑んだ訳じゃないのですが、結局後から見返すとやったことはマリンアクアリウム(海水魚飼育)でした。
【我がペット来歴】
生き物が好きでペットを飼いたいとは常々思って生きてきました。しおかし、小さい頃から貧しい母子家庭、安いアパート暮らしであったために犬猫の飼育経験はありません。その代わりというか昆虫が大好きで、よく飼育しておりました。
小学生の頃テントウムシやキリギリス、中学生に幼虫で買ってきたカブトムシを羽化させて甲虫にハマり、高専時代はさらにエスカレート。学生寮で同室の方々に迷惑をかけながらも外国産クワガタ・カブトムシの繁殖に勤しむ(オークションなんかで若干儲けを出したり)というガチな奇行を行っていました。思えば80mmのオオクワガタに1000万円の値がついて騒がれました頃ですかね…でもムシキングブームが起こるのはその数年先で、外国産クワカブ飼育はまだマニアックな分野でした。今思えばインターネット通販が普及し始めた事により花開いた業界だったんですよね。
さて高専卒業後の20歳の頃、半年のフリーターを経て東京のブラックなCG企業に就職。神奈川のアパートに引っ越す際、当時の飼育一式を送ったのですが…冬期だったために日本産ノコギリクワガタの♂ただ1匹を残して全滅。累代3世代目のハナムグリ、2年半がかりで太らせたアクティオンゾウカブトの幼虫などなど…みんな凍死してしまいました。悲しかったです⁽ í-ì⁾。とはいえ、その後1年半の肉体的にも精神的にもハードな仕事状況を考えると、そこで一区切り付けたのは良かったのかもなと思います。死んだ虫たちには申し訳無いけど。
その後ハードな1年半を終えて会社を辞め、初代モンハンをやりながらニートしていた有る日「久々にやるかー!」と虫を買ったものの、海外出張に2ヶ月駆り出されるってことで全てショップさんに譲渡しちゃって、その後10年ほどは生き物の飼育とは無縁でした。あ、一昨年実家の家庭菜園で取れたキアゲハの幼虫にせっせとセロリを与えて育ててましたが、サナギから羽化できずに死んじゃいましたっけ。イモムシ可愛かった。
前置きが長くなりましたが、平たく言えばペットは虫しか飼ったことがありません。ただ虫飼育を通して色んな自分を知ることが出来ました。他の物に関心を持ってしまうと世話が疎かになってしまったり、複数の種類を買うと愛情に偏りが出てしまったり。そして虫飼育の問題点も痛感しました。匂い…はまぁたいした事ないのですが、腐葉土や昆虫マット(発行したおがくず)から発生する小バエやダニの問題はどうしても避けられない。小バエは一度発生するとマットをレンチンしない限り無限に発生して部屋の中をフラフラ飛びまわる。腐葉土にいるダニは人間には無害とは言われていますが、蓋をしても凄い量がケースの外側まで這い出てくる。当時観賞植物用の簡易温室に飼育ケースを入れていましたが、温室の水受けの部分にダニの死骸が降り積もってて青ざめた覚えがあります。
クワ・カブ飼育は累代も含めて魅力的で楽しい分野なものの、こういった問題は避けられない。借家生活で寝食を全て一室のみでまかなってるような状況では、正直キツいな~という答えが出ました。なので虫飼育に関する情熱は「まぁもし将来家と土地を手に入れて、昆虫飼育小屋をもてたらまたやろっかな」程度のものになりました。
【海水…魚?】
独立して札幌の郊外に居を移した今、家賃も首都圏と比較にならない安さ。今のお部屋はペットOKで、趣味に割り振れるスペースもある。なのでたま~に犬猫、ハムスター、ハリネズミ、爬虫類など、色々なペットや飼育方法をリサーチしつつも「ダメだ、明日をも知れない生き方をしてるのにペットなぞ…」と自制してきました。でもこの夏、作品製作もどん詰まりになり「ここは気分を変えるために生き物を飼おう、自分以外の生物が部屋にいる生活を送れば生活に張りが出るハズ」と。
その中で候補に急浮上したのが「海水魚飼育」。というのも春に電動昇降机を発注するため、遠くにある大きなホームセンターに行った時、大きなペット用品コーナーに海水魚飼育用の資材が売られており「え、海水魚って個人で趣味で飼えるのか…そもそもホームセンターに用品が揃ってるくらいだから割とメジャーな趣味なのか?」と思い、ネットで飼育方法を調べたり、生体を扱っている通販サイトを見て回るようになりました。
そして最初に飼ったのがマルソデカラッパというカニでした。
「魚じゃねぇのかよ!」なんですが、やっぱり虫が好きだった流れで外骨格の生き物に行きついてしまいました。あと円くて水玉模様で超可愛いし。あとね、どうも定番や一番人気を避ける傾向があって…虫飼育でも人気のオオクワガタとかヘラクレスには手を出さなかったし。今回もニモだけは絶対飼わないぞと思っておりました。ニモ好きな方ごめんなさい。
【君も今日から海水魚飼育!は出来ない】
「さぁ飼育!」と気張ったところで一つ問題が…というのもアクアリウムは他のペット飼育と比べ、飼育する為の環境構築に時間がかかるのだ。大概のペットは生体+飼育ケースを買ってその日から飼育を開始出来る。しかしアクアリウムはちょっと違う。まず、餌や糞によって水が汚れるために濾過装置が必要になる。それはまぁ知っていた…しかし濾過装置というのは設置した瞬間から最大限の力を発揮するわけではない。そう、濾過の仕組みについて、自分は全く知識が足りなかったのだ。
水に含まれる不要な物質を除去する事を濾過と言うが、義務教育で習う濾過はせいぜい『濾紙を使って固形物を除去する事』までだろう。アクアリウム分野での濾過が意味するものは、前述の『物理濾過』の他に『生物濾過』がある。生物濾過とは、飼育水に含まれる生体にとって有害な物質をバクテリアの力で無害な物質に変える働きを指す。下図のように食べかすや糞も、バクテリアがしっかり定着していれば瞬く間に(ほぼ)無害な物質に分解されるのだ。
そう、『バクテリアが繁殖していれば』…である。これらのバクテリアを水が循環する濾過装置内の濾材に大量に定着させ、はじめて生体が安心して生活出来る飼育環境が整ったと言える。…のだが、このバクテリアを増やすのには結構な時間がかかる。淡水では1~2周間。海水では1~2ヶ月と言われている。バクテリアを増やす事自体は簡単で、生体を入れずに濾過装置で水を回しただけの水槽に餌や刺身をブチ込んで腐敗させればよい。あまり多く入れるとアンモニアのせいで酷い匂いがするが、2~3日もあればバクテリアが増えて無臭になるので、慌てず蓋をして放っておけば良い。これらのバクテリアは空気中にも水道水いもいくらでも居り、外から持ってくる必要は全くない。市販品のバクテリアの元などは××なので買わなくていい。必要なのはアンモニアを発生させる有機物…餌や食べかす💩の方、それとたっぷりの時間だ。
アンモニア大量発生→消失までは匂いで解るが、それ以降は人間の五感では確認出来ないので、亜硝酸濃度を測る試薬で毎日チェックする事になる。熱帯魚関連のショップへ行くと必ず売っている(アンモニアの試薬も売ってる)。「ホントにバクテリアなんて増えるのかよ…」と思いながら試薬で毎日測定し、ある日突然亜硝酸が消える瞬間を目撃すると結構感動する。
この硝化バクテリアの働きがアクアリウムをやる最低限必要な前知識であり、このバクテリアをしっかり濾過装置の濾材に定着させるまでが飼育開始までに最低限必要な準備期間なのだ。これを水槽(または濾過)の立ち上げという。比較的水質にうるさくない強い生物なら、餌の量を抑えつつ水質を計りながらのこまめな水替えでバクテリアを増やしながら飼育開始する事も出来るが、水替えに実質金がかからない淡水と違い、海水は人工海水にお金がかかるし溶かす労力も要る。このため海水魚飼育では尚のこと飼育環境を整えてからの生体投入をオススメする。ちなみに濾過装置にバクテリアが定着した安定した水槽が1つ有れば、そこから濾材を分けることで新たな水槽立ち上げは非常に短期間で済む。
【でも俺せっかちなので…】
という知識まではカラッパ購入前に調査していたものの、ショップでの入荷や売り切れのペースを見ていると1ヶ月以上待ってたら今ショップに居るかわいいかわいい水玉模様のカラッパは売れてしまう!…と思ったので結局手を出してしまい、亜硝酸が出なくなるまで約1ヶ月間毎日の様に水替えをしていたのが6月後半のμ爛々なのでした。コイツがね…可愛かったですよ。体にぴったりくっつけることで弱い腹側を守る事が出来、尚且つ巻き貝を割るために特化した左右非対称のハサミが特徴。とにかく貝が大好き。餌とは別に水槽のコケを取るために入れた巻き貝をバリバリ割って食べたり、何十分も必死にアサリをクルクル回してなんとかこじ開けて食べたり…
カニなのでしれっと前に歩いたり、餌は居ないかと大きな岩をひっくり返して回ったり…
ウンチングポーズで糞を出したり…
寝ている時に餌であるはずの巻き貝に頭に乗られて逆上したり…
貝以外でもイカとかエビとか固形の人工飼料も手渡しで受け取ってポリポリ食べてくれて…水を汚しやすい以外はなかなか強い生き物でした。そんな可愛い彼も2回目の脱皮のときに力尽きて死んでしまいました。水質も万全、栄養もたっぷり与えていたのですが…。うちに来たときは幅6cm、1回目の脱皮で9cm…と、他の甲殻類に比べても1回の成長幅が大きいのもあるし、形状も複雑なので脱皮が大変なのは明白であるにしろ…残念でしたね⁽ í-ì⁾。
その後…というかカラッパ飼育の最中も、ジョーフィッシュ・ゴシキエビ・ウツボなど色々手を出してしまったのですが、長くなりそうなので年末の魚類まとめとしてはここまでにします。またの機会が有ったら書きます。
■今年見た映画
元からあんま映画館に見に行かない人だったのですけど、今年は振り返ってみると結構見に行った年でした。映画を見終わった直後の感想ではないので薄めですが感想をまとめました。ネタバレを含む可能性もあるので、自己責任でどうぞ。日付は見に行った日です。
【カイト/KITE 4月13日】
梅津泰臣さんのファンで今も作業中にBGV的にKiteやMezzoForteを流してる事もあるのですが、結構前からKiteの実写映画化権をどこぞのスタジオがゲットした…という話は知っており、それが今年ついに封切りだったんです。出時がアダルトアニメという事も有って世間的に盛大に盛り上がるような作品ではないにしろ、日本の漫画・アニメの海外スタジオによる実写映画化の話は頓挫するケースが多いなか、封切りまで持ち込めたのは凄い。僕の住む札幌でも駅ビルのデカい映画館で見れるということで行って参りました。
それで、なんというか…こういうクオリティの映画を映画館で見るのははじめてだったので…どう評価すれば良いのか、何を比較すればいいのかちょっと難しいところです。設定も大きく変わっていて、原作アニメファンから見てもニヤリとするシーンは梅津作品で外せないトイレのバトルがちゃんと有った事…くらいな気がします。気になったのがカメラワークで、全体的に一般的な映画と比べてもキャラに寄り過ぎていて…「コレあんま遠景で景色を移せない理由があるんだろうなぁ~見えちゃいけないもんが映ってしまうんだろうなぁ…」と、鑑賞中なのに作品に入っていけずにメイキングの苦労をしのぶ自分に気がおりました。
自分が足を運ぶ映画って大作や話題作ばかりだし、○○ロードショーとかTVで放送されるものだって最低限の厳選はされている。なのでBにも入れないC級以下のカテゴリの映画って初めて見たと思います。こういう映画もあるのだな…と勉強にはなりました。たぶん公開初期に見に行けば梅津先生の書き下ろしのイラストカードが貰えたはずなんですが、最終日ギリギリに見に行ったので貰えませんでした。その特典こそがこの映画の一番の価値だったじゃねぇの?~と思ったりして…トホホ。
【ドラゴンボールZ 復活のF 4月21日】
ドラゴンボールの映画…もしかしたら1回か2回映画館で見たような…気がしないでもない。学校で映画券配ってたような頃だから小学生だね。で、今作はフリーザ様復活ということもあり、我々のような世代もメインターゲットになっていて、お客も老若男女満遍なく居りました。ビルス様が出てきた前作は昔やったテレビスペシャルに毛が生えたようなストーリーではあったものの、ビルスのキャラが程よい刺激になったおかげか世間的にも評判が良かったみたいで…。そして今回は鳥山先生が脚本書き下ろしというのが押し出されていて「何が起こるんだ!?」って思って見に行きましたが…何も起こりませんでしたね。
なんか変な色違いになって都合良く強くなったフリーザと悟空とベジータがじゃれあって…あとは適当に帳尻併せて終了って印象しか残らず。特に最後のアレ。ドラゴンボール世界は既に仙豆とドラゴンボールというチート技が有るのに、とうとうウィスさんによるアンドゥ機能まで付けちゃったよもう今後危機とか起こりえないなって感じです…トホホ。
そうそう2Dで見たんですが3Dで見るべきだったんでしょうね。3DCG駆使して過去の映画では見られない迫力のバトルが見られるってのがきっと売りだったんだろうなぁ…と帰り道で思ったのでした。
【バケモノの子 8月12日】
細田監督による『全国の子供立ちをケモホモ文化を擦り込む為の洗脳映画』…と思って期待して見に行きました。普通に面白かったです。もう細田作品はジブリにとってかわる日本の夏のアニメ映画風物詩みたいになってますね。エンタメとしても安心して見れるし、歪曲した目でメッセージを解釈しようとするのも有りですよね…ケモとかホモとか。
「え、そこヒロインとチューくらいしろよ!」って場面で抑えちゃう辺りは、ポリシーなのか、或いは確立したファミリー映画ポジションを守りたいのか…判断が難しいところ。あと相変わらず3DCGの素っ気ないモブは職業柄気になっちゃうんですけど…そういうとこ変に金かけずに割り切って、毎年コンスタントに映画を出してくるのも監督の采配と手腕だよなと、自作品が絶賛停滞中な僕は思うのでありました…トホホ。
【アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン 8月13日】
V最早『マーブルヒーローズ シーズンn 』って趣で…序盤は仲間内でギクシャクしつつ敵連中に出し抜かれ、最後はみんなで結束して何とかナルナル…というこれまたテンプレ展開ではあるんですけど、やっぱ金かかってるだけあって安定して娯楽大作になってるので普通に面白かったです。最も印象に残ったのは双子?の弟のクイックシルバーがめっちゃイケメンでかっこよかったなぁ~って事。はい。
【アントマン 10月1日】
他の映画見たときの予告で気になってたので見に行きました。既に完全無欠感のあるアベンジャーズ集団とは打って変わってダメ人間肌な前科もんのオッサンがスーツで小さくなるお話。ストーリーにあまり壮大さはなく、箱庭で終始するお話って印象ですが、なかなか楽しめました。トーマス脱線するとことか、劇場で見てる人達が声上げて笑ってる場面もありました。なんかアベンジャーズに混ざるらしいので今後も楽しみなオッサンです。
【スター・ウォーズ/フォースの覚醒 12月21日】
実はこれが映画館で見た最初のスターウォーズでした。初期三部作は生まれる前や物心付く前でしたが、エピソードIなんかは青春真っ盛りの学生時代にやってたので世代なんですが…。映画興味無いというか単に出不精だったんね。実はおつとめ時代に仕事でスターウォーズ関連のCGを作る事があったのでそのとき一気見して、それがまともに見た初でしたね。はい、当然面白かった訳でして…好きな映画のひとつです。何しろこのサイズミックの由来がオビワンの「サイズミックチャージが来るぞ!」のサイズミックですからね。深い意味は無いんですけど、そうらしいですよ。
で、フォースの覚醒です。行くぞ行くぞ~と思い、なるべく情報を入れずに見に行って、まぁ…そこそこですかね。話しのフォーマットが定番過ぎて、三部作の主演3名が同じキャストで出てきた事の「お~ぉ間に合った形?」感くらいしか無いですね。あとはまぁ…レン君のキレ芸とか。
そうだ、今作ではじめて3D映画をIMAX以外で見ました。アバターの頃から3DといえばIMAXと言われていたので見るときはそれにしていたのですが、普段着用するメガネの上から3Dメガネをかけるとずり落ちてくるのを2~3時間支えなければならないので最近はもー2Dでいいやとか思ってしまっていたのですが、クリップオンタイプが使える劇場で見たらとても快適でした。でも別に今更そこまで3Dであることに感動や没入感は無いかなぁ…という気もしてます。特に2時間過ぎるともう目が変に慣れちゃったりしてね…3Dに特化した作品なら違うんでしょうけど。
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来年の年始はなんといっても傷物語ですね!…って、言うほどものすごい期待を寄せているかというよりは「やっと来たか…さてどうなったんだ?」という気持ちですけど。というか流石に傷物語よりは先に作品をリリース出来るだろうとか言ってて正直スンマセンでした。はい。楽しみです。
関係無いけどSonyの3D映画視聴用のヘッドマウントディスプレイ、もう作らないんですよね。持ってるんですが、スターウォーズのBD出たらまたちょっと引っ張り出して見ようかなと思います。
■今年見たアニメ
今年全然アニメ見てない…
【ガッチャマンクラウズ】
一期の方です。放映時は3~4話くらいまでしか見てなかったんですが、キャラデザは好きだったのと、今年二期がやるってことでお買い得なBD-Boxを買って全話視聴しました。そういう話なのね…と理解出来ました。はじめちゃんのおっぱいの中で僕も生きていきたいと思いました。二期は…結局まだ1話しか見ていません。新キャラの顔が赤すぎます。けっこう思い切りましたねあの色…でも赤すぎます。
【寄生獣】
昨年からの2クールでしたよね。原作ファンからは改変や矛盾を叩かれ、アニメファンからは演出やBGMを叩かれ、円盤的にも厳しい売り上げだったようですが…原作を全く読んでない自分としては毎週次の展開が気になってたので、恐らく楽しめていたのだと思います。原作漫画がレジェンド級、キャラデザが平松さんでも、やりようによってはこうなってしまうのか…というのは確かにありました。平松キャラ+3DCGの素っ気ないモブという組み合わせが細野映画制作陣との関連性を感じさせましたがなんか関係あるのかな。あ、平野さんはパイパイとかミギーとか人外が結構似合いますね。
【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか】
ヒモ神様に釣られて見ました。可愛いし作画も安定してるし、良いアニメだったのではないでしょうか。例によって原作未読ですが、ああいうトールキン様式の世界観がそもそも好きなので、町並みとかダンジョンとかしっかり丁寧に描かれていたのが眼福でした。女性キャラでは個人的にはアイズ・ヴァレンシュタインが好きです。金髪で目線が鋭くてスラッとして無口で出来る系の女性キャラに弱いのかもしれません。アリョーシャとか。
【終物語】
BDは化と偽の全巻+斧乃木ちゃんと月火ちゃんのお風呂シーンにつられて買った憑物語を所持、小説は傷物語しか読んでない…そんな程度の物語シリーズファンですが、惰性でやっぱり見てしまう。今回は扇ちゃんの活躍する前半戦は化物語の頃の怪奇譚的な感じが復活してて結構良かったです。扇ちゃんの容姿はやっぱ怖いので声以外は好きに慣れないのですけど…老倉育さんの肩出しキャミソール?が眩しくて相殺されました。フィギュア出ないだろうなぁ…斧乃木ちゃんすら出てない現状で。
【チャイカ】
キャラデザが凄い好きで機会があれば是非見たいと思っていたのですが、動画配信サイトに入ってこず、なかなか視聴出来なかったので機会を逸していたのですが…このたびバンダイチャンネルに入ってきたので見ました。二次絵やコラ画像しか知らなかったので全然前知識無く見ましたが、カタコト系キャラだったんですね…可愛くて楽しめました。
赤チャイカも良い味出してますよね…体もムッチリ、だみ声、そして後ろ手に縛るという僕の好きなシチュエーションをやってくれるので’`ァ(;´益`)’`ァ。妹や千和も良いのですが…最終的には白チャイカ押しに落ち着きました。なんというか声優さんの声と演技が好き過ぎです。うんてんちゅ。
最終話付近は原作を読んでない自分でも「こりゃ尺足りなくて駆け足になっちゃったんだろうなぁ」と察する面が有りましたが、1~2期通しで見るとRPGを1本クリアしたかのような、ちょっとした満足感?が得られて良い作品だったなと。自分が昨今見るアニメは原作の途中までで終わるのが多かったんで、マルッと完結するのはやっぱり気分が良いです。
そいや特典OVAが見たくて小説の最終刊も買いました。まだ読んでないですがOVAはちょっとエロかったです。フィギュアは…アニメベースのキャラデザのが出てたら欲しかったんですが無いんですよね…トホホ。
【ゴジラVSスペースゴジラ 、ゴジラVSデストロイア】
映画じゃん!なんだけどバンダイチャンネルの視聴履歴にあったのでコッチで…。ビオランテ・キングギドラまでは映画館に連れて行ってもらって見たんですけどね。なんでこの2つを突然見ようと思ったか…よく覚えてないのですが。自分の中ではもう少しCGが使われる時代の映画なように記憶してましたが、ぜんぜんそんな事は無くて非常に時代を感じましたね。庵野監督がシン・ゴジラ作ってるみたいですね。どうなるんですかね。
はい…んで、ですね、年明けにお届けする年賀イラスト用にちょっとしたブツを作っていたんですが、間に合いそうも無いので今回はこの長いまとめで勘弁です。なるべく三が日に間に合うように公開できたらな~とは思っています。現在は作品製作へのやる気も十分充填されているので、来年が色々と発表していけるのではと思っています。よろしくお願いします⁽ ´-`⁾ノ
楽しみに待ってます。
君に幸あれ!
どもです、みんなに幸あれヽ⁽´-`⁾ノ
がはらさん逝っちゃってたのか…残念
映画観賞は自分も4,5件観に行った程度ですが見事に被って無いですわ。
オジサンは小学生の頃にスターウォーズ(ep5)を映画館で見た思い出が…
クラウズ2期の赤いのは覚醒するから見てゲルルルル~
来年もよろしくです~
がはらさん、今もデスクトップに抜け殻飾っているんですけどね。
あの赤い子…あのどう見ても話しの軸足になりそうな子が何も為さずに平和に12話を終える…方が逆に見てみたい。
てか特大すぎて「雪降ってるやん!」てツッコミ忘れてたわ!
寒いとおもったわぁ~
ブログに雪を降らせる程度の能力ッッッ!!
Happy New Year Seismic and everyone!
Best wishes for 2016!
Thankyou FrenchFred.
Everyone will be a good year!