『狼少女といっしょDLC(仮)』PV&予告ページ公開 と近況

https://twitter.com/myuRanRan/status/1284755812162797568

皆様このブログではご無沙汰しています。ご無沙汰と言ってもこのブログだけを熱心に見に来ている方…というのは希有な存在だとは思いますけども。

 2018年に最後のエントリーを投稿した頃にはまさかこんな未来(主にコロナ禍)が待ち受けてるとは予想だにしませんでした。つか前回のエントリーが2年以上トップに陣取ってたので、まるで一生モンハンやってる人みたいになってましたが、そうではないです。

 そもそもですよ。基本的に日常の出来事はTwitterでつぶやき、それとは別にPatreonを始めたり、2年前はVRchatに入り浸り、ゲームをすればやりとりはDiscordだし、ブログを更新するいとまや切っ掛けが無かったのが真相といえば真相ですね。

 特にPatreonの方では作業配信のログをアップロードしつつ、ちょっとした近況も記述するので半ばブログの様な使い方になっています。でもPatreonって自由度が低いんですよね…広告が貼れるわけでもないし。貼れるのかな?あとで調べよう。まぁそんなこんなで此方ブログもいつまでも蔑ろにしとくのもな~とは思ってたんでPV公開は良いタイミングでした。

 日々のリソースをどこへ振り分けるか、年を取って元気に活動できる時間が減ってきたことを感じる昨今は本当にそれが課題です。よぼぼぼ…。

After モンハン!VRChat触ってみた期(2018年1~2月)

 さぁ、前回のブログの後をざっと振り返ってみますよう。2018年初頭にモンハンやりまくった後にVRChatをちょっとやったら海外のキチガイに作ったデータ抜かれて3Dプリントされ、Twitterで「へいseismic、このデータ配布していい?」とか言われました。死ねと思いましたね。

アップロードした『狼少女といっしょワールド』から…
モデルぶっこ抜いて3Dプリントしたってキチ☆ガイジンぶっころぬ\(^o^)/

目指せVTuberプロデュース?FaceRig検証期(2018年3~4月)

 なので「あーVRChatってのは俺様が貴重な時間を費やす遊びじゃぁねーな」と思いまして、折しもブームになっていたバーチャルVtuberというものにかこつけてFaceRigを触りはじめました。

 FaceRigは自作のカメラ連動アバター制作の比較的手軽な手段として認知されていました。しかしよく見るアバターの殆どはlive2Dを使った制止画ベースのアバターです。live2Dは制止画素材をカメラの位置に応じ移動・回転することで目キョロや顔の振り向き表現をするといったものです。

 ただFaceRigを購入した人にはおわかりかと思いますが、デフォルトのデータセットは3Dアバターのみ含まれており(バーチャルお婆ちゃんとか格ゲーvTuber犬のアレ)、3Dアバターを動かすのが元々のコンセプトでした。

 すると「何故ちまたにユーザーメイドの3Dアバターが皆無なのか」という疑問がわきますよね。それは単純にFaceRig用の3Dアバター制作が難易度がやたらと高いからです。

 まず3Dアバターのひな形としての3Dデータ(モデリング、リギング、スキニング)を作れるのは当然のこと、使用している3Dソフトが適切なバージョンのCollada(*.dae)形式の出力に対応していることも重要。そして、FaceRigのエクスポーター(Collada形式ファイルをFaceRigの実行形式に読み込める形式に変換するツール)の流儀に則ったモーション…縦横の首の動き(ピッチ・ヨー)加え傾き(ロール)、リップシンク用モーフィングパターンなど、大量のデータを制作して出力する必要があります。

 また、難解で複数関節処理ができないヘボ揺れ物揺れ物用ダイナミクスボーンを理解してやりくりしないと髪すら揺らせません。そして、そのような大量のデータを整理・管理するマネージメント能力も問われます。

 僕はこういった仕様にむしろ燃えたので、3dsmaxで専用のモーション管理・出力ツールを制作して、たたき台として作り上げた…のが、自分のよく使ってる顔文字の変なおじさんを抱きしめてる『まじかるメイド☆こよりちゃん』のFaceRig3Dアバターでした。

https://twitter.com/myuRanRan/status/980950268769521665
とりあえず自分の作業やゲーム配信で使ってみるがてらまじかるメイドこよりちゃんを…

 上記以外にも課題はあります。このFaceRigはシェーダーを自由に作る事ができず、用意されているシェーダーはフォトリアリスティック系の質感は出しやすいものの、アニメチックな表現(アニメアウトライン描画やフラットな塗り、二値化された陰影など)には向いていません。

 なので「モデルを複製して膨らませて法線反転して黒マテリアルで塗る」という古典的なアウトライン製法や、「ライトをとことん当てるか、全く当てずにフラットなシェーダーっぽく見せる」といった『根性トゥーンシェーディング』でアニメキャラっぽい表現はできないのです。そらみんなlive2D行くわ!

 そら行くわ~とは思うけどこれだけ密な検証を行ってその結論に達したのは俺だくらいやろな。

https://twitter.com/myuRanRan/status/978418457707388928
白飛びさせればだいたいなんでもかわいく見える…しかし
https://twitter.com/myuRanRan/status/981646959776706560
用意されたシェーダーやポストエフェクトで頑張るにも限界値が低い

絵描きさんに混ざってVRChatに戻ってきた期(2018年4~9月)

 そんな感じで「FaceRigで出来ることってこんなもんか」と思い至った2018年の春頃、絵描きさん達がアバターを作ってVRChatを始めるという流れが起こりつつあった。それに乗じた訳ではないものの、3D屋のフォロワーさんに触発されて僕もアバターを新規に作って再びVRChatへ赴きました。

 前回はTwitterで話しかけてくる外人とVRChatで合ってちょっと絡む…って程度だったんですが、日本人のコミュニティを紹介してもらって色んな方々と日本語でボイチャしながら絡んで毎日のように楽しい宵を過ごしました。

 元が3DCGベースのゲームかつ3Dでアバターを弄ることに興味のある人が集まる場という事で、僕(エロ作品)の事を知ってる方も結構おりまして(某オタ御用達掲示板のコミュニティの集まりに案内されたり)、そもそも20年来3Dをやってきた自分としては自分の得意専門分野である3D作品(モデル形状だけでなくモーションも含む)を作ってすぐ発表でき、尚且つその場で肉声でレスポンスを得られる舞台というのは『強くてニューゲーム』そのものでした。

 僕が学生時代(20年前)なんて静止画を発表する場しか無かっただけでなく3Dの画像作品なんてあまり興味を持って貰えなかったですしね。そもそも身の回りにも、さらにはネット上ですら同じ趣味の人が全然居なかったですよ。今と違ってどんなご家庭にもPCが有る時代ではなく、高度な機能が備わったCGソフトは高価だったのでホビーでやるには余りにも敷居が高すぎたんですけれども。

 VRChatに入り浸った要因として、2018年は全体を等して悪天候が続いたってのも大きいな。 バイク納車されたのに全然乗れなかった覚えがありますね。そりゃインドアな遊びが捗りますわ。

モトグッチはいいぞ!

『狼少女といっしょDLC』の制作をサボって遊んでただけやんけ!と云われそうなんで言い訳するとしたら、アバターやワールドの制作にUnityを使うので今後の我がサークルの課題となっている『脱Flashベースのゲーム制作』のノウハウ獲得手段として遊びのなかに実益を兼ねていた…というのはダメ?

 つかFlash完全に死亡ですね。Adobe Animate(元Flash Professional)ってどうなっていくのかかな…あ、いちおうウチの作品はexe形式なのでDLsiteさんで販売するのは問題ないそうです。

停電がキツかった北海道胆振東部地震(2018年9月)

 2018年の夏の終わりに北海道で大きな地震がありましたね。僕の住んでる札幌は地震被害的にはたいしたことはなかったものの、停電が1日半続きました。それによって我が家の水槽も循環がストップして、魚が1匹(ナミハタ君)お亡くなりになりました。哀しい。

J( ‘ー`)L が海に還る(2018年10月~2019年1月)

 不幸は続き、10月末に母の癌が発覚。ほぼ末期で手の施しようがない。もう出来ることはお見舞いに通うしかないけど、比較的自由に時間が使える生き方をしていたこともあり、可能な限りそばに居ることにしました。母は翌2019年1月の頭に他界し、本人の希望どおり、高校時代を過ごした街である小樽の海で海洋葬を執り行いました。海洋葬とは遺灰を海に撒いて弔うものです。湿っぽい話ですみません。

 母は「お墓に入る気はないから、死んだら遺灰を海に撒くがよい J( ‘ー`)L 」と生前によく冗談ぽく言ってて、それは「手間かけず適当に弔ってくれればいいから…」というニュアンスだったと思うんですけど、実際のところ一般人が勝手に海岸で遺灰を海に撒くわけにはいかないんですね(法的にアウト)。当然船を出す海洋葬専用業者に頼むわけですが、冬や海に落ちたら死ぬような海水の冷たい時期は執り行ってくれないし、天候や波の状況にも左右されるし…と、思いのほか簡単でインスタントな葬儀ではありませんでした。

 僕が死んだらカーチャンに「簡単に海に撒けとか言ってくれたけど、あれはあれで結構めんどくさかったんだかんね!」と言ってやりますわ。

アデ、死ぬ(2019年5月)

 そのあと飼いウツボのアデ君が水槽からダイブして死にました。ダイブは過去にも数度あったんですが、気づく前に乾いてましたね。哀しかったです。最後に一緒に桜を見に行きました。まさか翌年コロナで桜見に行けないとは!

これは死ぬ前に助けたとき
桜流し

 残されためらお(もう一匹のウツボ)は孤独になって鬱気味となり、僕が近づくだけで怯えるようになりました。哀しい…。

 あと2019年の夏は異様に暑かったですよね。札幌でも30℃を超す気温の日が続き、水槽クーラー付けてなかった寝室の小さな水槽で別の魚が死にました。僕が2016年の秋から住んでる家は大家がケチなのでクーラーを付けられないのですが、これまで2回の夏は水槽クーラー無しでも大丈夫だったので油断しました。ごめんよゴールドスペックジョー君⁽ íoì⁾。

 2018年秋~2019年後半までかけては哀しい出来事が多かったこともあって結構呆けてましたね。

そろそろ頑張らないと…(2020年1月)

 そして年が明けて2020年1月、やっと…ようやっと3DCG作りたいな~という気分が、機運が…自分の中で高まってモーションをガシガシと作ってました。

↓これPatreonで配信しながら作業したときのログ一覧なんですが(PVで未公開のシーンはモザかけてます)、今年の1月(7か月前)に配信する前はなんと2年前でした。

Patreon よろしくね!

 パトロンの方々には「やーほんますんません」って感じではあります。まぁそもそも3D作業の全てを配信してるわけではありません。モデリングやモーションなどある程度試聴価値のありそうな作業の時は配信しますが、僕が販売している作品の形式はその政策プロセスにおいて制作プロセスが試聴に耐えるよう部分はほんの一部なんですよね。

・3dsmaxで各種キャラクターアニメーション、動画の制作
・AfterEffects(AE)で動画のエフェクト、コンポジット
・Adobe Animate(旧Flash Professional)によるAS3.0ゲームプログラミング
・Excelで3dsmaxやAEのレンダリング出力データ入力
・ExcelVBAでの管理ツール・マクロ制作
・ゲームで読み込む台詞などのXMLデータをExcelに打ち込んで出力

 とか他にもいっぱい。ここ数年は3dsmaxでもAEでもPhotoshopでも効率化用のスクリプトツールを自前で作っては試し…を繰り返してるのもあり…そういったコーディングの作業は配信で晒しても面白くないですし。

 あとね、配信用に使ってるOBSというツールがアプリケーションを指定してキャプチャすると3dsmaxはビューポートしか表示されない(カーブエディタ・スクリプトエディタなど表示されず)し、Photoshopのドキュメント(キャンバス)すら表示されないわで…配信して価値のある動画にする事に四苦八苦するにはどうしたものかと四苦八苦してます。

 Fan-boxとかFantiaとかCi-enとか日本のパトロンサービスも始めませんかと誘われるんですが、今やってるPatreonの基本募金みたいなやり方でおかねの払う場所だけ増やすのはなんか…卑しいかなと思ってしまうので定期的なリワードが用意できるアイディアが浮かんだらやってみようかと思ってますね。

8月末リリースに向けて…

 で、6月の半ばに「まずはPVを出すぞ!」と目的を定め、目標より1週間ほど遅れたんですが…なんとか納得できる形で公開出来たのはリハビリ成功だと思ってます。

 今、モーション制作技術、制作スピード、制作したインハウスツールを使った効率化、そして自分の中での品質マネージメントの具合が良い感じにバランスしててかつてない程の一体感を感じています。今よ、今だわ!

 ほんとは7月末にDLC出したかったんですが無理だ。 作品内の季節が秋なので丁度良いかなとは思いますが。最近天気が良いですし、コロナ自粛も少し緩和されてきたので折を見てバイクツーリングとかして精神衛生を保ちながら、なんとか完成に導きたいです。

いいよな!バイクはいいよな!

 あとモトグッチV7III(上の赤シリンダーヘッドのバイク) はまだ居ますが、KTM SuperDukeRを下取りに出してR nineT Racer買っちゃいました…てへ。だってRacer絶版になるって云うし、オプションのビレットパーツセットのが市場にもう無いけど「セットと同じ値段だったら買います!」て伝えたらお店の人「が、頑張ってみます!」って同じ値段にしてくれたんだもの(実質30万以上の値引き)。

まるでオフィシャルサイトのトップ画像のような神々しい写真が撮れた

 セパハンは14年前に初バイクとして買ったYZF-R6以来で、最初にプチツーしたときは手首と背中と内股と首が筋肉痛で1週間くらい満身創痍になりましたが、今は日々の腹筋ローラーによる訓練のお陰か2時間ちょっとのお散歩ツーリングには全然耐えられるようになりました。V7IIIと一緒にあがりのバイクとして大事にしたいと思っています。

 嗚呼…はやく新作出してカスタムパーツ買いたいジャリィ⁽ ́≎`⁾グフェフェ

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18件のフィードバック

  1. ズリキチ八一三平 より:

    『狼少女といっしょ』をプレイしていたときからこんなにすばらしいものを作る方がアナルでのプレイを作っていたら一体どうなっていただろうと思いを馳せてはいたのですが、まさかそれが現実になろうとしているとは本当に嬉しい限りです、切っ掛けを作ってくれた方には感謝しなきゃいけないですかね!
    ではアナルへのインサートにも耐えられるよう『狼少女といっしょ』を復習して硬くしつつ完成まで応援しています!

    • ズリキチ八一三平 より:

      前のコメントに返信をしようとしていたのですが誤って新規でコメントしてしまいました、申し訳ないです…

  2. saber より:

    Thank you for your creation!

  3. 真理の虚偽. より:

    頑張ってください。本当にオオカミ少女と巴麻美さんが大好きです。意外にも今生は愛しています。

  4. 2009 より:

    Vinícius Araújo

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