健康なくらし

物心ついて間もない頃、家にあった百科事典の道徳関連の項目に『健康なくらし』と書かれたページがあり、そこには樽のように太った白人女性の写真が掲載されておりました。それが少年のその後の性癖を決定づける事になるとはそれは、先進国のファストフード過食による肥満問題に関するページだった…と思う。

しかし、幼すぎて活字が読めなかった自分には、そのデ…ふくよかな女性の写真と『健康なくらし』という題字だけが強烈に脳裏に焼き付いてしまったのです。今でも、太った白人女性を見るとなぜか『健康なくらし』という全く相反する意味の字面が頭に浮かびます。忘れたくても忘れられない『九九の歌』のようなもんですね(これも古いな)。

さて、三十路を越えれば誰でも体のどっかこっか壊れてくるもんで、体調の不良を作業の遅れの言い訳にするのはカッコワルイ事だと思うところではありますが…。ちょうど前作『あままみ3』を作っている半ばのあたりから、今まで若さでなんとか誤魔化せていた部分が「そうもいかなくなってきたなぁ…」と感じるようになってきました。今回は、いま自分が主に悩まされている三大苦と、それに抗う術について語ろうと思います。

 

シリアナ

肛門ですね。こちらでも書きましたが、僕は丁度10年前に痔瘻で大変なことになり、手術の為に10日間入院した過去があります。

痔瘻がどんな病気かについてははwikiでも読んで下さいなのですが…平たく言えば肛門に膿の穴が出来てヤバイ病気です。疣痔・切れ痔・裂け痔など、シリアナ疾患には様々なものが有りますが、たぶん最強ですね。ピーク時は座ってようが座ってまいが痛いです。治療としては手術にて患部を除去するのが主な方法になります。

そして、手術の後に担当医の先生が仰有った言葉が…

( ´△`)「μ爛々さん、思ったより酷い状態で、切除出来る患部は切り取りましたが、1カ所…切り取ると肛門が締まらなくなる場所にまで痔瘻が及んでいました。一応その部分は解放手術のみ行っておきました。」

(;´-`)「…!?」

よくわからないけど、どうやら人工肛門スレスレだった様です。スレスレというか、手術する先生によってはそうなっていたのかも知れません。つか解放手術って何ですか!それやったらどうなるんですか!!僕は今後どうなっちゃうんですか!!!

…怖くて聞けませんでした。

術後は膿が溜まって激痛を伴っていたそれまでと比較すると全然楽にはなり、あれから10年経つ今も自覚症状として「こりゃまた入院が必要かな」と思う程の症状はないものの、手術跡に体重をかける座り方を長時間することは厳しく、仰向けで寝るのが辛い時もあります。粘膜周りの手術だったのもあり、皮膚がいつまで経っても弱いので、定期的に塗り薬の塗布が必要です。まぁなんだ…普通の人よりちょっと辛いです。

尚、病院の先生のお話では日本人の約3分の2はなんらかの痔を抱えているそうです。しかし、痛みや違和感を感じ無い限りは手術の必要は無いそうです。

【対策】

その対策と、座り作業によるエコノミークラス証拠群対策も考慮し、1年前から立った状態で作業を行う実験を始めました。

『立ち姿勢でのデスクワーク』という概念を知ったのは10年前のこと、米国のスタジオに出張したときでした。初めて立ったままCG作業をしている人を見たときは奇妙な光景だと思いましたが、現在では日本でもその効果が認知されており、解説サイトもありますし、専用の机なども結構出ています。

衝動買いで金ドブするのが趣味の私ですが、流石に『立ち作業用のデスク』をいきなり買うのは躊躇しました。モノを捨てるにもお金が掛かる時代です。挫折して使わなくなったら困るので、既に立ち作業を実践されてる方のアドバイスや解説サイトを参考に、ちゃぶ台をデスクとモニタの間に挟むという方法を用い、まずは少ない投資で試してみることにしました。

Chabu-Die

Chabu-Die

案の定、一日中立ったままで作業するのは疲れます。学生時代、盆菓子工場でのバイトで一日中立ちっぱなしで足が超痛くなったのを思い出しました。しかし3日目には慣れてしまったのも思い出しました。でも三十路なので、やっぱそんなすぐには慣れませんヽ(´-`)ノ。結局、立ったり座ったりの繰り返しでした。実際、ずっと立ち姿勢でいるよりは、立ちと座りをローテーションする方が良いという話も有るみたいです。

暫く試してみて、立ち作業は思いのほか良いと思いました。当然、お尻は痛くないし、足の血流が滞ることもない。そして重力の力を借りることで、食後の体内消化もナチュラルになる。実際、座ったままのときは食後やコーヒーを飲んだ後に膨満感になりがちだった僕ですが、立ち作業では全く気にならない。でも、どこかの立ち作業推奨サイトで見かけた痩せる…とかは無いです。痩せるとかコラーゲンとかヒアルロン酸とか書けばなんでも売れると思いやがって。昔から有るグミのパッケージに「コラーゲン配合!」とかいう文句が追加されてるの見た時は悲しくなりましたね。口からコラーゲン食ってもなんも効果ネェだろと。まったく関係無いですね。

さてさて、なかなかの効果を上げた立ち作業ですが、ちゃぶ台を乗せただけのテンポラリなシステムでは不満も出てきました。まずPC用モニタ付属のスタンドの昇降だけでは、立・座両方でジャストな高さに調整するのが不可能でした。立ったときに合わせているため、座ると見上げ姿勢になって首が痛い。また、スピーカーも何れかの高さにしか調整出来ない。そしてちゃぶ台上のスペースはモニタ+キーボード+マウスパッドで埋まってしまうので、左手デバイスやラクガキ用のノート、飲み物などを置けない…などなど。仕方ないですけどね。

【導入】

1年のちゃぶ台実験を経て、「多少お金がかかっても導入に意味が有る」と確信を得た2015年4月頃…立ち作業デスクを模索検討し始めた丁度1年前には存在していなかったナイスな商品がリリースされているのを知りました。斯くして、オカムラのSwiftという電動昇降机導入に至りました。

発注から1ヶ月半待ち、現在導入して3週間程ですが具合はかなり良いです。上記の問題点は全て解決し、まったくもって非の打ち所が無い。立ち作業の高さまで上げても、以前使っていた机よりぐらつきが無いほどです。流石オール国産!

お値段は…青色申告すれば少額減価償却資産に含められる程度だから大丈夫ですよ。オススメかと問われれば、すげぇオススメです。

 

僕の心臓はまだ動いているよ(たまに休む)

あれは高専2年生…の頃だったと思う。学校の健康診断、心電図に初めて引っかかってしまった。同じく検査に引っかかった2~3人の同学年の生徒と一緒に街の大きな病院へ趣き、簡単な再検査の後、ホルター(丸1日心電図を計測する機械)を装着して過ごすことに…。

後日出た診断結果は『第二度房室ブロック2型 Morbiz 1型』という症状らしい。心臓は上側にある心室が「もにゅ」っと動いた後、電気信号を下側の心房の送ることで心房も「もにゅ」っと動くらしいのだが、房室ブロックの人はこの上下の伝達が弱いために、上側だけが動いてて心房が仕事していない事がある。そしてサボった分がいっきに流れ込み「ドックン」っと大きな脈が来る…というものらしい。「あー、なんか凄い病気なのかな…母ちゃん悲しむだろうなぁ」と思いつつ報告したところ。

J( ‘-`)し「マジかー、母ちゃんも同じ病気やねん」

マジかー、母ちゃんおそろいかー。とはいえ、今の今まで具体的に心臓に違和感を感じたことも無かったし、この症状自体は改善する為の治療法が無い。今の症状のレベルなら運動や行動の制限も特になく、普通に暮らしてよいとのこと。ただし、進行して症状が酷くなった場合に所謂ペースメーカーというのを付ける生活を送らなければならないらしい。まぁ、自分ではどうしようもないので気にせず生活していました。

しかしその後、具体的に不整脈の発作的症状が出て、呼吸が乱れて倒れ(そうにな)る事が2回有りました。1回は高専4年生の電気工学の授業の時。今まで経験したことの無い謎の脈の乱れで苦しくなり、授業中に手をあげて保健室に行かせてもらいました。小さい頃からよく腹を壊していて、高専時代もよく…

( ´-`)ノ「先生、うんこ」
( ゚д゚)「よし」

といった感じでよく授業中にトイレへ駆け込んでいましたが、その時はちょっと様子が違ったみたいですね。その日は部屋で安静にして様子を見て、翌日から普通に学校へ通っていた様な気がします。

2回目はその2年後、学校を卒業後上京して渋谷のブラックCG会社でバリバリ働いていた頃です。仕事中、いきなり脈が乱れて ‘`ァ(;´益`)’`ァ し始めました。会社を早退して自分が生活する神奈川の町医者へ趣きました。その時分には発作も治まっていて、病院の先生も「学生時代に房室ブロックと言われたんですか?ホルターの検査してみるけど、症状出てるときにやらないとわからないんだよねぇ…」となんか面倒臭そうでした。

そして翌日ホルターを装着して出勤。「μ爛々さん改造人間みたいでかっこいいっすね」と同僚に言われながら仕事を終え、翌日病院行ったら「μさん、バッチリ房室ブロックの心電図だったわ、正直スマンカッタ」と。酷いのがそれを知った当時の会社の社長。なんと僕が診断を終えて会社に来るなり『私が仕事中に心臓発作を起こしても、会社のせいではありません』という誓約書を書かされました。いやはや…。

それからというもの、「うおーこれやべー」ってレベルの発作は出ておりません。ですが10数時間ぶっ通しで作業を行ったときは、だいたい目に見えて脈が乱れてきます。前述の通り尻が痛いときはうつぶせで寝ることも多いのですが、こういう状態だと胸が苦しくてうつぶせ寝が厳しいです。

どうしろと…横になって寝ます _(。゚⊿ 」∠)_ 誰か抱き枕ください。

きっと生まれてこの方、普通の人と比べるとちょっとだけ心臓がサボり気味ではあったのだろうけど、通常運転がそれなので、余程具体的な症状が出ないと気にしなかったんだろうな…とは思います。あ、ちなみに会話関連の台詞はちょっと誇張しています。カーチャンは関西弁じゃないし、先生とのやりとりは、ほんとはちゃんとしています。社長のも、もっとちゃんとした誓約書だったはずです。

 

駆逐艦 痛風(いたかぜ)

艦これというのが流行っているらしいので、びっぐうぇーぶに乗ってみました。最近のエントリーでも度々触れてるので、もはやμ爛々≒痛風おじさんとして一部で定着してるのではないかと勝手に思っています。

先日もやってしまいました。最近は2ヶ月に1度の頻度で病院に通って血液検査を行っているのですが、4月の半ばの結果が尿酸値4.7と自己記録とも言える低い値が出たので、調子に乗って夜中になか卯、明け方にコンビニの唐揚げ弁当を食べたところ、発作が起きました。これで大きいのは4度目ですね。

最初はいつもとは逆の右足首の違和感から始まり、単にちょっと捻っただけかなと思って気にしてなかったのですが、みるみるうちに足が腫れ上がって「パターン青、痛風です!」。しかも1週間程苦痛と闘った後に痛みは右足母子球に移動。左右逆なものの、いつもの痛風が第2ラウンドとして始まり、結局4月末~5月の半ばまで痛みと闘う不自由な状態が続きました。作業は…滞りました。ごめんなさい。

痛風は発作出ちゃったら痛み止め(主にロキソニン)を飲みつつ、患部を冷やして痛みが引くのを待つしかないのですが、風邪みたいに「あー苦しい、熱も高い…でもこれ峠っぽいからいっぱい汗掻いて寝よう…明日は良くなる」とか無いんですよね。「まじ痛い死ぬ…寝るしかない…寝て起きたらきっと解決してる」と思っても起きたら「昨日より痛い(゚A。)ワヒャ-」って事も。というか痛みで起きる事も。さらに、発作が起きるたびに痛みが引くまでの期間が延びる。ロキソニンは服用の注意事項として5日以上連続服用は許されていない。

つまり…(゚A。)ワヒャ-

前述の2項目と比べたら、主な原因が食生活の問題なので、自業自得だと思うんで同情の余地はないのですけどね。東京居た頃の方が外食ばかりでこってりしたスパゲティばっか食ってた事もあったんだけどなぁ…若さでカバー出来ていたのと、多少なりとも通勤で運動していたのと…あとはやはり、エロ同人一本生活の切迫感みたいなストレスも正直あるのかもしれません(苦笑)。

でも僕は思うんです…もしどっちにしろ起こすんだったら美味い焼肉屋とか焼き鳥屋に行って発作を起こしたいんです!何年も行ってないよそんなの!!久々に食ったコンビニ飯の肉でとかね…もうね…。ちなみに、今回はたまらず松葉杖を通販してしまいました。安いけど良く出来ています。毎回発作語に買おうか悩むんですよ。「発作起きたときのために松葉杖を買うのは後ろ向きじゃないか!!次は発作を起こさない!!だろ!?」。無理でした(・▽・)。

これでいつでもギャプランごっこが出来るぞー

ギャプランごっこが出来る

いや、匍匐前進してでもなんとか自分で移動出来るレベルならいいんですけど、それすら出来なくなって誰かの手を借りないと歩けなくなるなら、これを買っておくべきかなと思ったんです。

そうそう、最近Wikiを見たら痛風対策としてタマネギを水に晒さずに辛いまま生で食うという民間療法を見ました。これ医学的な実証は為されていない上に個人差もあるとの事ですが…試してみたら、僕には割と効果が有るように感じました。痛風の痛みや発作の前兆はプラシーボで誤魔化せるような代物じゃない(と思う)ので、結構ビックリしています。暫く続けてみたいと思います。

「私はタマネギを続けるよ!」

 


いやぁ…歳はとりたくないですね。以上の三大苦を抱えつつ、μ爛々は今日も戦います。
あと1ヶ月ですか…いやぁ…なんともはや…(‘A`)

あなたの心には、何が残りましたか?
  • いいね! (228)
  • エロいいね! (163)
  • カワいいね! (94)
  • カワバンガ! (220)

49件のフィードバック

  1. poppy より:

    今年の冬も裸ですか・・・

  2. age より:

    期待しておりますので
    是非完成までがんばってください!!!!!!!!!!!

  3. ミニにイカ より:

    さすが狼少女のクリエーターだけあって安定の狼少年ですねw 完成楽しみにしてます。

    • μ爛々 より:

      ミニにイカさんはじめまして。あいたたたこれは手厳しい…返す言葉も御座いません( í-ì)
      がんばります…